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元気爆裂!健康最前線!!



身体にいい「みかん」
健康を知ることは、人生を楽しくする早道です。

1.細胞にバリアを作りがん化を防ぐβ−クリプトキサンチン
  我々がよく食べる種なしみかんは「温州(うんしゅう)みかん」と呼ばれる種類。 この温州みかんの色素であるβ−クリプトキサンチンにがんを予防する効果があるという。

  みかんに含まれるβ−カロチン(ビタミンAの前駆体)の5倍もの発がん抑制効果が β−クリプトキサンチンにあることが判明した。 β−クリプトキサンチンは細胞に強力なバリアを作ることで、発がん物質や活性酸素によるがん化を防ぐ。 このβ−クリプトキサンチンは、柑橘類の中でも温州みかんに特に多く、オレンジやグレープフルーツの 約60〜100倍含まれていることがわかっている。みかんの皮にも実にもほぼ同じ程度に含まれている。

  1日に1〜2mg(みかん1〜2個)とることで発がん予防の効果が期待できるという。

2.血圧上昇を抑え、血管の老化を防ぐヘスペリジン
  みかんをスジや袋ごと食べる。その理由は、スジや袋に含まれるペクチンなどの食物繊維と、 フラボノイドの一種であるヘスペリジンという2つの成分にある。 みかんの食物繊維は果肉にも含まれているが、スジをつけたまま袋ごと食べたほうが果肉だけ食べる より約4倍も多くとることができるという。

  みかんに多く含まれるペクチンは水溶性で、腸の中の水分量を適正に調節する整腸作用がある。 ペクチンはちょうど海綿のような働きをして、便秘のときにはペクチンがためている水分を便に与えて 軟らかくし、逆に下痢のときは便から水分を吸い上げてくれる。

  そしてもう一つの成分であるポリフェノール(ビタミン様物質)の1つであるヘスペリジン。 ヘスペリジンは血圧上昇を抑制する働きがある。また、毛細血管壁を保護し、血管の老化を防いでくれる。 さらに、生活習慣病の誘因ともなる中性脂肪を分解する働きも持っている。ヘスペリジンはスジや袋に多く、 袋には果肉の約50倍、スジには果肉の約300倍も含まれている。

  高血圧や動脈硬化をはじめとした生活習慣病が気になる方は、スジを取らずに袋ごとみかんを食べる ことをすすめる。

3.効率よくビタミンCがとれて免疫力アップ
  みかんの効用は高血圧や血管の老化、発がんなどの予防、整腸作用にとどまらない。 ビタミンCは免疫力をアップして、風邪に対する抵抗力を強めてくれる。 また、ストレスに対する抵抗力を高めたり、細胞のがん化を抑制する働きもある。

  みかんのビタミンC の含有量は、ほかの果物と比べて多いわけではない。 それどころか、レモンやキウイフルーツ、いちごなどの1/2〜1/3程度。 ところが、ほかの果物よりみかんのほうが効率よくビタミンCをとることができる。
  ビタミンCは壊れやすいという性質がある。熱を加えたり水にさらすのはもちろんのこと、 果物なら皮をむいて口に入れる間にも空気に触れて酸化されて壊れていく。

  その点、みかんは皮や袋でがっちりと守られているから、果肉を外気にさらす果物より 効率よくビタミンCをとることができる。さらに、みかんには酸っぱさの元であるクエン酸が豊富に含まれている。
  血液をサラサラに保ち、コレステロール値を抑えるため動脈硬化になりにくいといえる。 また、栄養の吸収や体の抵抗力を高めたり、血行を促進したり、酸化されやすいビタミンCを守る作用もある。
  
 このほかにも、抗酸化作用や紫外線の有害作用を防ぐβ−カロチン、神経の安定に 欠かせないカルシウム、ナトリウムを体外に排泄して血圧の上昇を抑制するカリウムなど、実にさまざまな 栄養素をバランスよく含んでいる。

    みかんを食べながら、のんびりTVでも見る「ゆとり」も必要である。


食の危険性が問われている今日この頃!
千葉県から安全な無農薬野菜を。