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ぎんさんの脳に隠された秘密!
健康を知ることは、人生を楽しくする早道です。
 100歳を越え、CMやテレビ出演によって大人気となった「きんさん、ぎんさん」。 実は、その「きんさん、ぎんさん」のぎんさんが長寿研究のため、死後に病理解剖されていた。 ぎんさんの脳を調べることによって、現在深刻化する痴呆問題に新たな光明がさすかもしれないからである。
 しかし、驚くべきことにぎんさんの脳に関する報告書で痴呆の常識をくつがえす、ある真実が明らかとなった。

 それは、アルツハイマー型痴呆の原因とされている「老人斑」というタンパク質で出来たしみがぎんさんの 脳から見つかったからだ。つまり、ぎんさんの脳はアルツハイマー型痴呆に侵されていたということになる。 だが、この解剖結果と生前のぎんさんの様子には、つじつまの大きくあわない点がある。 
 アルツハイマー型痴呆の原因とされる老人斑はある一定のスピードで増加する。
そのスピードと解剖後の老人斑の数から逆算すると、 恐らく100歳を迎える頃には、かなりの数の老人斑ができていたはずであり、当然、 痴呆の症状もでていたはずだという。
だが、100歳を迎えた頃のぎんさんは、多数のテレビ番組に出演し、明瞭な受け答えをして いたことを覚えている。
では、なぜぎんさんは痴呆を発症せずにいられたのだろうか

それは魚(DHA)の摂取量の多さだったという。
 健康な高齢者とアルツハイマー型痴呆患者との間には、魚の摂取量で大きな差があった。アルツハイマー型 痴呆患者が1日に摂取していた魚の量はおよそ80g。一方、健康なお年寄りは、その1.5倍に当たる約120g もの魚を食べていた。その魚に含まれるDHAという脂肪酸の一種が、アルツハイマー型痴呆の発症を防ぐ働きが あることが最近判明した。このDHAが多く含まれる魚は、まぐろのトロやタイ、サバやイワシなどであり、ぎんさん も、大好物であったタイを毎日のように食べていたのである。
 このことから、ぎんさんは、魚に含まれるDHAによってアルツハイマー型痴呆の発症を防いでいたと考えられる。 アルツハイマー型痴呆の予防のためには1日1g程度のDHAを40歳頃から毎日きちんと継続して摂取していく ことが重要になるという。 1gのDHAを摂取するためにはマグロのトロの刺身であれば2切れ。タイの刺身で あれば5切れ程度。このDHAを摂取することによってアルツハイマー型痴呆の発症を予防することになる。

 進む高齢化により増加の一途をたどるアルツハイマー型痴呆。その根本的な治療法が確立されるには、 まだまだ長い年月がかかる。それまでの間、我々が脳を健康に保つためには、ぎんさんのように日頃からDHAを 摂取し、痴呆の発症を回避していくことが重要となる。



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